もしも無線機が水に濡れてしまったら?慌てずに確認したい対処法
「現場で無線機を使っていたら、突然雨が降ってきた」
「うっかり無線機を水たまりに落としてしまった……」
屋外のイベントや工事現場、施設内での業務など、無線機を使う場所によっては、水に濡れてしまうことがあります。最近では、防水・防塵性能を備えた無線機も多くあり「少しくらい濡れても大丈夫」と思う方もいるかもしれません。
しかし、防水タイプの無線機でも、濡れたまま長時間放置するのはおすすめできません。
水分が残った状態が続くと、金属部分が腐食したり、接触不良などの不具合につながったりすることがあります。
では、実際に無線機が濡れてしまったら、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、無線機が雨や水に濡れてしまったときに確認したいポイントと、万が一水没してしまった場合の対処方法を分かりやすく解説します。
無線機は水に濡れても大丈夫?
まず気になるのが、「無線機は水に濡れても使えるの?」という点ではないでしょうか。
無線機には、防水性能を備えたモデルがあります。
屋外で使用することを想定した機種では、雨や水しぶきなどに配慮された設計になっているものもあります。
ただし、「防水=どれだけ水に濡れても問題ない」という意味ではありません。
防水性能には一定の条件があり、使用環境や水の量、濡れている時間などによっては、本体に影響が出る可能性があります。
特に注意したいのが、濡れた状態のまま放置することです。
濡れたまま放置すると不具合につながることも
無線機が水に濡れた場合、表面を拭いて見た目には乾いているように感じても、すき間や端子などに水分が残っていることがあります。その状態が長く続くと、内部や金属部分の腐食につながる可能性があります。金属部分が腐食すると、電気がうまく流れなくなり、接触不良などの不具合が起こることがあります。
例えば、
- 電源が入りにくい
- バッテリを認識しない
- 充電がうまくできない
- 音声が正常に聞こえない
- 通信が不安定になる
といった症状につながる可能性があります。
そのため、「防水タイプだから大丈夫」とそのまま放置するのではなく、濡れてしまったら、できるだけ早く水分を取り除くことが大切です。
雨で少し濡れた場合はどうする?
屋外で無線機を使用していると、突然の雨で本体が濡れてしまうことがあります。
このような場合は、まず落ち着いて無線機の状態を確認しましょう。
本体の表面に水分が付いている場合は、乾いた布などでやさしく拭き取ります。
特に、
- 本体の端子部分
- バッテリ周辺
- アンテナの接続部分
- 操作ボタン周辺
などは、水分が残っていないか確認しておくとよいでしょう。
ただし、無理に分解したり、内部まで乾かそうとしたりするのは避けてください。
「ちょっと濡れただけだから」とそのまま使い続けるのではなく、心配な場合は早めに当社へご相談ください。
無線機を水没させてしまったら?
雨に濡れた程度ではなく、無線機を水たまりや浴槽、川などに落としてしまった。
このような場合は、より注意が必要です。
無線機本体が水没した場合は、速やかに電源をOFFにしてください。
そして、次の手順で対応します。
1.電源をOFFにする
まずは無線機の電源を切ります。
水が入っている可能性がある状態で電源が入ったままだと、内部の電気回路に影響する可能性があります。
「まだ使えるかもしれない」と確認のために電源を入れ直すのは避けましょう。
2.アンテナやバッテリを取り外す
電源をOFFにしたら、アンテナやバッテリを取り外します。
水没後は本体だけでなく、アンテナやバッテリなどにも水分が付着している可能性があります。
取り外せるものは外し、状態を確認しましょう。
ただし、無理に分解する必要はありません。
3.乾いた布で表面の水分を拭き取る
次に、乾いた布などを使って、本体表面に付いた水分を拭き取ります。
このとき、無理に本体を振ったり、強く動かしたりするのは避けましょう。
内部に入り込んだ水分をさらに広げてしまう可能性があります。
できるだけ落ち着いて、表面の水分を拭き取ることがポイントです。
4.できるだけ早く当社までお送りください
水没した無線機は、見た目だけでは内部の状態を判断できません。
表面の水分を拭き取ったからといって、「もう大丈夫」と自己判断して使用するのは避けましょう。
水没した場合は、電源をOFFにし、アンテナやバッテリを取り外し、表面の水分を拭き取ったうえで、当社までお送りください。
早めに状態を確認することで、必要な対応を検討しやすくなります。
やってはいけない?水没した無線機のNG対応
水没した無線機を見ると、「早く乾かさなければ」と思ってしまいますよね。
しかし、自己判断でさまざまな対処をするのはおすすめできません。
特に、次のような対応には注意しましょう。
電源を何度も入れ直す
「電源が入るかな?」と何度もスイッチを入れるのは避けましょう。
水分が残った状態で通電すると、内部の電気回路に影響する可能性があります。
水没した場合は、まず電源をOFFにすることを優先してください。
本体を強く振る
水を出そうとして、本体を強く振るのも避けたほうがよいでしょう。
内部に入り込んだ水分を別の場所へ広げてしまう可能性があります。
表面の水分を乾いた布でやさしく拭き取る程度にしましょう。
自己判断で分解する
「中まで乾かしたい」と思って、本体を分解するのもおすすめできません。
無線機は精密な機器です。
分解することで、かえって故障の原因になったり、元に戻せなくなったりする可能性があります。
「防水だから」とそのまま使い続ける
防水性能がある無線機でも、水に濡れた状態で長時間使用・放置することが必ずしも安全とは限りません。
「防水だから大丈夫」と思わず、濡れたら早めに水分を拭き取ることが大切です。
無線機を長く使うためには「濡れた後」の対応が大切
無線機は、現場で毎日のように使う機器だからこそ、日頃から状態を確認しておくことも大切です。
特に屋外で使用する場合は、突然の雨などで濡れる可能性があります。
使用後には、
- 本体に水分が残っていないか
- アンテナ周辺に異常がないか
- バッテリや端子部分に水分や汚れがないか
- ボタンや音声に異常がないか
などを確認しておくと安心です。
また、防水性能は無線機の機種によって異なります。
新しく無線機を導入する際には、「どのような環境で使うのか」を考えたうえで、使用場所に合った機種を選ぶことも重要です。
こんなときは無線機の状態をご相談ください
「水に濡れたけれど、今は普通に使えている」
という場合でも、気になる症状があるときは早めにご相談ください。
例えば、
- 電源が入りにくくなった
- 充電できない
- 通信が以前より不安定になった
- 音声が聞こえにくい
- ボタンが反応しにくい
- バッテリの接触が悪いように感じる
- 水没させてしまった
などです。
水に濡れた直後は問題なく使えていても、後から不具合が発生する可能性があります。
「このくらいなら大丈夫かな?」と迷ったときこそ、無理に使い続けずご相談ください。
無線機のことならオンザウェイへ
無線機は、現場の状況や使用する環境によって、適した機種や運用方法が異なります。
水濡れなどのトラブルだけでなく、無線機の導入やレンタルについても、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。